正月事納め(1月8日)

意味・由来とは?

1月8日は「正月事納め」の日。12月13日の「正月事初め」以降に飾られた門松や注連縄(しめなわ)を取り外し、正月の行事・飾りを終える日です。

日本の多くの地域では、1月1日から7日までの1週間を正月としています。ほかに15日まで、20日までのいずれかを正月とする地域もありますが、一般的な1月7日までの期間にちなんで、1月8日が「正月事納め」と呼ばれるようになりました。

 

正月事納めには、門松や注連縄の他にも、鏡餅やしめ縄飾り、門松飾り、門松台、お飾り棚、お神札立てなど、正月の飾りを取り外します。また、七草がゆを食べたり、どんど焼きをして、正月を清めたり、新しい年を迎える準備をします。

正月事納めは、正月行事が終わったことを意味するだけでなく、新しい年を迎える準備を始める日でもあります。

なお、正月事納めの日付は、地方によって異なります。一般的には1月8日ですが、1月11日や15日など、地域によって異なる場合もあります。

しめ飾りを外す日時は? [暮らしの歳時記] All About

しめ飾りは松の内の最後「1月7日」に外すのが基本です(地域によっては1月15日まで)。外す日時にはいくつかのパターンがあります。

  • 1月6日の夜……日が落ちたら日付が変わるという昔の名残で、7日になったから外すという考え方。
  • 1月7日の朝……江戸時代、防火のために「松飾りは7日の朝取り外すように」というお触れが出たことから。
  • 1月7日の夜……日が落ちたら日付が変わるという昔の名残で、8日になったから外すという考え方。また、もう7日の夜になったからそろそろ外しておこうという考え。
  • 1月8日の0時~早朝……7日いっぱいは飾っておくという考え方。

地域や家の習わしに合わせるか、1月7日の都合のよい時に外せばよいでしょう。