令和7年の西宮神社「福男」決まる

一番福は高校2年生

兵庫県の西宮神社で、本殿一番乗りを目指す新年恒例の開門神事、「福男選び」が開かれました。

10日午前6時に西宮神社の表大門が開かれ、参拝者たちが230メートル先の本殿を目指して走り出しました。

参加した1500人の中から上位3人が福男に認定されます。

「一番福」となったのは、初めて参加した兵庫県立宝塚高校2年生の大岸史弥さん(17)です。  陸上部に所属していて、専門は「やり投げ」だということです。 一番福 大岸史弥さん(17) 「福男になってちょっと今全然実感ないんですけど、今年いい一年にできたらなと思っています」

二番福は龍谷大学3年生の小松勇輝クワァベナさん、三番福は同志社大学4年生の矢吹彰大さんでした。

 


この神事は開門神事・福男選びと呼ばれており、西宮神社独特の行事として、江戸時代頃から自然発生的に起こってきたといわれています。

当日は、本えびすの10日午前0時にすべての門が閉ざされ、神職は居籠りし午前4時からの大祭が厳かに執り行われます。午前6時に赤門が開放され、230m離れた本殿へ「走り参り」をし、本殿へ早く到着した順に1番から3番までがその年の「福男」に認定されます。
先頭に並ぶ108人とその後ろの150人は先着1500人の中から抽選して決められますが、その後ろは一般参加で並んで入れます。また先着5000名には開門神事参拝証が配られます。ちなみに、「福男」とはいえ、女性でも参加できます。≫ 西宮観光協会

 

開門神事・福男の副賞

一番福
えびすさまの御木像(大)、半被、えびすさまお面額、えべっさんの酒菰樽、 えべっさんの米1俵(60kg)、ヱビスビールなど
二番福
えびすさまの御木像(小)、 半被、えびすさまお面額、えべっさんの米1俵(60kg)、ヱビスビールなど
三番福
えびす・大黒さまの御金像、 半被、えびすさまお面額、八喜鯛(焼き鯛)、ヱビスビールなど

 

 

2023年1月10日

3年ぶりに西宮神社「福男」決まる